ご挨拶 [フライヤーより]
この作品で扱う「郷土愛」は、1997年からRAB青森放送で作られていた人気ラジオドラマシリーズ「県立戦隊アオモレンジャー(作・畑澤聖悟)」と同じく、それ自体が物理的なエネルギーとなる設定である。私もこのシリーズに脚本等で関わらせてもらったが、作りながら感じていたことは、青森の人間は東京に出ても津軽弁イントネーションを手放さないほど郷土愛が強い一方で、秋田の人はそれほどでもないのでは?ということだ。
秋田犬だナマハゲだ小町だいぶりがっこだと外への売り込みには熱心だが、その一方で「秋田さなの、なんもね」って簡単に言い放つ。子供が東京の大学に行くことがステイタスになっている。これは何かつまらない。秋田にはきりたんぽ以外にもいろいろあるんだよ。
秋田の中心で愛を叫んでもいいじゃないか。アーイー!
そんな思いを込めたり込めたふりをしたりしながら、みんなでお芝居を作っている。もし良かったら、あなたの人生の中の約90分間を、ぜひ私たちのステージとともに。
あらすじ [フライヤーより]
秋田市沖に出現した大怪獣に対抗できるのは、人々の郷土愛をエネルギーに換えて動く巨大ロボット「ヤルガンガーV」だけだ!
警備会社「株式会社みまもりくん」の会議室に集められた「やるやる課」のメンバーの中から、操縦者を選出することに。しかしヤルガンガーVは秘密裏に建造されていたため、課長以外誰一人操縦した経験はないどころか、実物を見たことすらなかった。
緊急事態にあって、彼らは責任を押し付けあい始める。
街の安全を、人々の幸せを守れ!戦え!ヤルガンガーV!